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トータルパッケージ分野を核とした
創造型企業として、あらゆるニーズに応える。

リサイクルの優等生「段ボール」を商材とした製品開発とご提案

段ボールは、そのほとんどが故紙(古紙)を利用してつくられているため、リサイクルの優等生といえます。段ボールなどの「板紙」分野では、故紙利用率が90%以上に達しており、「紙」分野と比較してみると故紙利用率の高さがよく分かります。また、回収率も非常に高く、数ヶ月前後で生産・消費・回収・再生の循環が行われています。すでに高いリサイクル性能を有した段ボールですが、日本紙工業では製品開発および設計段階において「環境への配慮項目」を定め、それを十分考慮した上で設計構想、設計考案を行っています。

お客様のご要望と期待に応える製品開発

企画から製造までトータルにプロデュース

  1. HEARING

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    お客様の課題を理解し、本質を見極めるまで対話を重ねる

    お客様が抱える課題はさまざまです。それらを解決するための「製品」も、課題によって変える必要があります。担当営業がご要望を正確に捉え、必要な情報をとりまとめて開発設計室へバトンを渡します。

  2. DEVELOPMENT

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    ヒアリングした情報を元に、設計開発室で製品イメージを制作

    設計開発室では製品化するために必要な素材、コスト、安全性、作業性などあらゆる条件を考慮した設計を行い、図面に反映していきます。必要に応じてヒアリングを重ねながら、詳細を詰めていきます。

  3. DESIGN

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    デザイン力で、高品質な製品を生み出し製品価値を高める

    設計開発室でおこした図面をもとに、パッケージをデザインします。実際に手にするエンドユーザーの視点を踏まえ、専属デザイナーが製品の目的に合わせたオリジナルパッケージを制作します。

  4. SUGGESTION

    04

    設計図面、試験結果などの検証を踏まえた「試作品」をご提案

    設計図を元に実用的な仕様になっているか等の試験結果を踏まえて、お客様へ試作品をご提案します。実際の仕上がりを手に取り見ていただくことで、重さや感触、イメージと合っているかを確認できます。

  5. PRODUCTION

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    品質とスピードを両立させた製造ライン設計で、効率良く製造

    提案内容を承認いただいた後に、生産工程へと進みます。納期に合わせて品質とスピードのバランスを最適化した設備を備えた自社工場で、大ロットの製造も安心してお任せいただけます。

これまでに開発した製品例

  • ベッド

    段ボールで作られたベッドは、12個の箱と箱強化用パット、6つの胴枠、2つ天板からなる構造で、お子様でも10分あれば組み立て可能です。

  • 机・椅子

    4枚のシートを組み合わせ、天板を乗せるだけの組み立て式机と2枚のシートからなる軽くて強度のある椅子です。

  • 組立式のケースの中に、6枚の段ボールシートを差し込むだけで簡単に組み立てられます。中のシートが頑丈なため、強度があります。シンプルな形状で、棚としてだけでなく、収納・靴箱等多くの使用法があり、廃棄も簡単です。

高品質な製品をご提供する設備と工夫

  • CORRUGATING
    MACHINE

    製品開発の幅が広がる、巨大な原紙を段ボールシートに加工する「コルゲートマシン」

    お客様が要望する製品寸法へ段ボールシートを裁断して加工する機械です。コンピューターで集中管理されており、設定された各製品の形や大きさ、厚さ等のデータを識別し、スピーディーに作業をこなします。

  • MASTERFLEX

    6色(5色+ニス加工)&重ね合わせで多彩な印刷表現を可能とする「マスターフレックス」

    日本国内では希少な、従来のフレキソ印刷機の性能を凌ぐマスターフレックス。6色ユニット(5色+ニス)を使用したダイレクトプロセス印刷により、多彩な印刷表現を可能にしています。

  • CAD/CAM

    デザイン工程での短納期を実現する「CAD/CAMシステム」

    段ボール設計に特化したCAD/CAMを駆使して企画・設計を行います。実際の製品に近い立体的なパッケージ提案や、従来より迅速な納品が可能です。3DCADによるプレビュー、サンプルカッターによる実寸サンプルを作成します。

  • SAMPLE CUTTER

    データを形に変える縦型サンプルカッター

    CAD/CAMシステムで作成されたデータを用い、サンプルカッターにより試作品の製作を行います。ご要望の機能が有効かの確認やテストでの確認を行うことができます。1800mm×2900mmまでのカッティングが可能です。

  • INKJET PRINTER

    段ボールに直接印刷できる、大型インクジェットプリンター

    幅1615mmの範囲に印刷でき、厚み16mmまでの素材に対応できます。マルチパーパスインクを使用し、UVインクに比べ、凹凸が少なく滑らかな仕上がりです。量産時の箱イメージを具体的に把握することが出来ます。

  • IBIS

    毎分250枚のスピードで多種多様なケースに対応

    A式、C式、ダイカット、2面継ぎ、素通しなどの多種多様なケースに対応するために開発されたアイビス。最高機械速度・毎分250枚というスピードと安定性で生み出された製品は、高い評価を受けています。

安心して製品をご利用いただくための試験設備

当社では必要に応じて各種物性試験を実施し、製品の品質維持に努めています。

  • 規格で定められた温湿度条件下を保つ
    「恒温恒湿室」

    空調管理により、室内を規格で定められた温・湿度条件下(温度23℃、湿度50%)に保ちます。紙の物性は含水分によって大きな影響を受けるため、常に同じ条件下で試験をすることが重要です。

  • 段ボール箱の耐圧強度を測定する
    「箱圧縮試験機」

    段ボール箱の圧縮強さは、箱の物性基準値として最も重要視されています。定期的なサンプリング試験による品質管理、新規設計品の強度検証、お客様からの試験依頼等に使用しています。

  • 圧縮の強さや接着力を試験する
    「リングクラッシュテスター」

    この試験機では各種試験治具を使用することにより、リングクラッシュ試験(原紙)、 段ボールの垂直圧縮試験、平面圧縮試験、 接着力試験を実施することが可能です。

  • 罫線の折り曲げ強度を測定する
    「罫線折り曲げ試験機」

    自動製函機で製函するお客様にとっては、罫線の折り曲げ精度は重要な品質要求の1つになります。主に改善要望があった際に強度比較する目的で使用しています。

「環境への配慮項目」を定めた設計構想と設計考案

  • 1つでも工程や資材を減らす工夫を

    製造業が取り組むべきことの1つとして、「無駄を無くす」ことは日々進化をさせなければなりません。日本紙工業では現場の声を大事にし、ささいな意見からもヒントを得て改良をおこなっています。

  • 水質汚濁‧大気汚染‧粉塵の飛散防止に取り組む製造工程

    地球のあらゆるものと共存していくために、環境に配慮した取り組みを推進しています。現場で働くスタッフにも安全に業務を行える環境を用意しています。

  • リサイクルを想定した資源回収のルートを確立

    製造した段ボールをすべてリサイクルする「100%リサイクルできる原材料での提供」を目標に、私たちはもっと先を見つめています。

取り扱い製品

私たちが自信を持ってご提供する製品は、さまざまな用途で利用できる段ボールケースから特殊な環境で使われる段ボール家具まで、幅広いラインナップです。活用の仕方も工夫次第であらゆるものに変換でき、ご紹介する活用例ではお客様の抱えている課題を解決するアイデアになるかもしれません。日本紙工業で取り扱う製品をご覧ください。

段ボールの可能性と知識